ベトジェットから突然、欠航のお知らせが来たよ。
詳しいことは書いてないし、ちゃんと返金されるか不安だな。
私も先日、ベトジェットの欠航を経験しました。
日本語の電話窓口できちんと対応してくれるので、安心してください。
ベトナムのLCC「ベトジェット」。
時期にもよりますが、5万円前後で日本とベトナムを往復できることから大変便利な移動手段です。
しかし、LCCはそれなりの頻度で欠航が発生してしまうのも事実であり、ベトジェットも例外ではありません。
ベトジェット欠航で困っている方はもちろん、
これからベトジェット便を予約しようか迷っている方の参考になれたら幸いです。
一刻も早く返金依頼の方法を知りたい方は、こちらをクリックしてください。
(このページの3章へジャンプします。)
ベトジェットとは?
ベトジェットの概要
ベトジェット(正式名称ベトジェットエア)は、ベトナムのLCCで、ベトナム初の民間航空会社です。
2007年(ベトナムがWTOに加盟した年)に設立され、当初はエアアジアとの合弁会社が運航させる予定でした。しかし、ベトナムの外資規制により、マレーシア資本であるエアアジアの「空路での貨物及び乗客の輸送」が許可されず、2011年12月からベトジェット単体で運航を開始します。
ベトナム国内線からスタートしたベトジェットも、今やアジアを中心に100以上の都市を結び、国営のベトナム航空と並んでベトナムの2大航空会社の地位まで上り詰めました。
もちろんコロナの打撃は受けたものの、
2022年上半期の時点で、コロナ前(2019年)の同期比1割増の5万便以上の運航をしています。
そして、ベトジェットの創業者であり、現在も社長のグエン・ティ・フオン・タオ氏は、なんと女性!
2019年にフォーブスの「アジアで影響力のあるビジネスウーマン」に選ばれています。
英語になってしまいますが、当時の記事はこちら。
こうしてみると、サービスクオリティはさておき、怪しい会社ではないことが分かりますね!
日本便のダイヤ
意外と大きな航空会社なんだね。でも知らなかったなぁ…
ベトジェットを知らない方も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、日本に就航したのは2018年11月。その1年数か月後にはコロナで海外旅行どころではなくなってしまいましたから、これまでの日本発着の就航の期間は短いのです。
しかし、以下のように日本朝発、日本朝着という使いやすいタイムスケジュールで日本各地とベトナムを結んでくれています。
月曜祝日だったら、土曜朝発→火曜午前半休で2日半の滞在が楽しめてしまうね♪
VJ933:9:30成田→13:05ハノイ
VJ932:00:30ハノイ→8:00成田
VJ823:8:55成田→12:55ホーチミン
VJ822:23:20ホーチミン→7:40成田
VJ939:関西9:20→ハノイ12:20
VJ938:ハノイ1:20→関西7:40
VJ829:関西9:30→ホーチミン13:00
VJ828:ホーチミン1:00→関西8:30
VJ959:福岡9:15→ハノイ11:45
VJ958:ハノイ1:50→福岡8:05
VJ929:中部9:25→ハノイ12:50
VJ928:ハノイ1:05→中部8:00
どの機材も、日本到着~出発までの時間が1時間から1時間半くらいですね。
LCCでは珍しくはないけど、少々きつめのタイムスケジュールであることはたしかです。
多少の遅延があるかもしれないことを加味した上でスケジュールを立てることをおすすめします!
以下の便は、未販売or再開未定ですのでご注意ください!
【羽田ーダナン】
VJ937:羽田2:00→ダナン5:30
VJ936:ダナン17:50→羽田1:00
【羽田―ホーチミン】
VJ821:羽田2:00→ホーチミン6:10
VJ820:ホーチミン17:00→羽田1:00
羽田便が復活してくれたら、土日だけで滞在1.5日の弾丸旅ができちゃうね♪(金曜深夜(土曜早朝発)→ベトナム日曜夕方発)
サービスクオリティーはどうなの?
日本就航後、コロナ流行前に数回ベトジェットを利用しましたが、特にトラブルはありませんでした。
Good Point
- ベトナムに格安で行ける!
- 羽田便は深夜発深夜着で、弾丸旅が可能
Bad Point
- 多少の遅延はある
- サービスは最低限。預け荷物、機内食は有料、シートが狭い(LCCなので当然)
- 公式HPからの航空券購入時、クレジットカード決済がエラーになる
公式HPのカード決済は、AMEXはエラーになることが多いよ。
ブラウザをFireFoxにするとエラーになりにくいという噂もあるよ。
私はVISA×FireFoxで決済できたよ!
今回の欠航を除けば、LCCの中ではイメージの良い航空会社でした!
欠航までの経緯
羽田⇔ダナン便が欠航となった私の体験談は以下の通りです。
航空券の予約
2023年7月の3連休の羽田⇔ダナン便を、1月下旬に一人往復5万円で予約しました。
ちなみに…
7月の3連休の半年前の時点で、
- エアアジアのクアラルンプール経由のどこか(滞在1日ちょっと):5万円台後半以上
- エアアジアのクアラルンプール(滞在2日半):6万円台
- 成田発各社のフィリピン方面:6万円超える
という状況でしたので、滞在2日半できて5万円で行けてしまうダナン便はとても魅力的でした!
たしかに、予約時に「運航許可出たら運航」という旨の表記が出ていました。
しかし、「ベトジェットの羽田⇔ダナン便が3月から再開」というニュースはメディアからもベトジェットからも発表されているし、「半年後のフライトだからこのような表記が出ているのかな」と思い、気にも留めませんでした。
欠航の連絡
2023年3月15日の昼頃、以下のSMSとメールが突然届きました。
SMS(英語)
ベトジェットからのお知らせ:オペレーションにより、(私の氏名)と同行者の(日時)のVJ937羽田ーダナン便(予約番号)はチャンセルになったよ。カスタマーサポートにコンタクトしてね。ありがとう、そしてごめんね。
えっ欠航?!
しかも現金で返してくれなくて、ベトジェットでしか使えないクレジットシェルでの返金なの?!
急いで予約確認ページにアクセスしてみますが、「予約が完了しました」の言葉と予約詳細が書かれているだけで、欠航については何も書いていません。
そこで、以下のことを確認すべく、ベトジェットに電話をすることにしました。
- 欠航は確定なのか
- クレジットシェルではなく現金で返してくれるのか
ベトジェットへ問合せ
欠航連絡を受けた当日(金曜日)、ベトジェットの日本総代理店に問い合わせの電話をかけますが、ずっとお話し中で一向に繋がりません。
週明けの月曜日に改めて電話してみたところ、すぐにつながりました。
- 10月まで羽田⇔ダナン便の欠航は確定
- 現金で返金可能
ひとまず安心です。次の章で問合せ先や具体的な返金依頼方法のご説明をします。
返金依頼の方法
それでは、返金依頼の方法を説明します。
まずはこちらに電話
ベトジェットエア 日本総代理店
03-5937-0821
※ベトジェットの公式HPのこちらのページにもこの番号が記載されています。
現金で返金してください
承知いたしました。その旨を弊社までメールしてください。
その上で、弊社からベトジェットへ連絡をします。
このようなやりとりになると思いますので、次はベトジェット日本総代理店にメールを送りましょう。
メールを送る
ベトジェット日本代理店
vj-contact@vietjetair-wcc.jp
上記のメールアドレスに現金返金依頼のメールを送ります。
私の時は、以下のようなメールのやり取りでした。
予約番号○○です。購入時のクレジットカードへの返金をお願いします。
この度は申し訳ございません。
ベトジェットエアへ返金を依頼いたしました。
1週間を目安に追って連絡いたします。
私がメールを送った数時間後には返信をしてくださって、とても安心できました。
また、実際は上記よりもさらに丁寧なメールでした。
1週間ほど待つと、依頼受理の連絡が来る
約1週間にベトジェット日本総代理店から以下のメールがきました。
(私の場合は、ちょうど7日後でした。)
ベトジェットより返金手続きが受理されました。
お手続き完了まで90日程お時間を要するとのことです。
ご購入時のクレジット口座へのご返金となります。
なお、ベトジェットエアより弊社へ完了の連絡はありませんので、ご自身でご確認ください。
これで無事返金されそうです。
ただし、返金完了予定の時期になったら、間違いなく返金されているかどうか口座を確認するようにしましょう。
そもそも日本総代理店って何なの?
ベトジェットの日本総代理店は「株式会社ワールドコンパス」という会社が担っています。
㈱ワールドコンパスは、日本にオフィスや現地法人を設置していない海外の航空会社の代理店を担っている企業です。現在は、タイガーエア、ロイヤルブルネイ航空、ヴァージンオーストラリア、レイルヨーロッパ(鉄道)の日本代理店を務めているようです。
電話対応の方も、メール対応の方も、大変真摯に対応してくださりました。LCCに期待するサービスレベルを超えたサービスクオリティです。
そういえば…今回どうして欠航になったの?
理由は、ベトジェットが羽田ーダナン便の再開を延期し続けており、今回さらに再開が延期されたからです。
再開の時期が確定するまで航空券販売しなきゃいいのに…
羽田ーホーチミン線も2023年4月に再開が決定しているのですが、こちらは2023年3月下旬の時点でまだ販売開始していません。
日本総代理店に販売開始時期を問い合わせたところ、「弊社もベトジェットから情報が来ていないので全く予想できない」との回答でした。
販売したのに運航再開延期となったダナン線、運航再開直前のはずなのに販売されないホーチミン線、
という状況のベトジェット。すでに飛んでいる路線は問題ないと思いますが、再開路線についてはしばらく様子をみてから購入したほうが良さそうですね。
【速報】返金されました!
前述の通り、3月20日にベトジェット日本総代理店に「お手続き完了まで90日程お時間を要する」と言われましたが、
4月7日にカード会社から「返金の予告」の連絡(SMS)が来ました。
つまり、私のケースでは2週間ちょっとでベトジェットが返金の手続きをしてくれたようです。
迅速に対応してくれて安心しました!
まとめ
この記事のまとめ
- ベトジェットは怪しい会社ではない。むしろベトナムへの便利な便がたくさん
- LCCなので欠航のリスクは通常の航空会社より高い
- 欠航時は日本総代理店に連絡すれば返金される
安くベトナムまで運んでくれるベトジェット。その安さゆえ、欠航が多いのは仕方のないことなのかもしれません。
しかし、せっかく計画していた旅に行けなくなってしまうのはとても悲しいこと。
LCCの欠航率、遅延率が向上することを祈るばかりです。
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